はじめに
Excelでの業務って、どうしても「同じ作業の繰り返し」が多いですよね。
たとえば月末のレポート作成、毎日のデータ集計、請求書や日報の整理…。気づけば何時間もかけているのに「もっと簡単にできないのかな?」と感じたことがある人も多いはずです。
そこで登場するのがChatGPTを使ったマクロ作成です。
「マクロ」と聞くとプログラミングの専門知識が必要そうに感じますが、実はChatGPTに日本語でお願いするだけで、自動的にVBAコードを生成してくれるんです。つまり、難しいコードを覚えなくても、誰でも一瞬でExcelを自動化できるというわけです。
この方法を活用すれば、業務効率は3倍以上アップ、場合によっては10倍の時短も夢ではありません。
この記事では、初心者でもすぐに使える「AIでExcelマクロを自動化する方法」と、その実践例をわかりやすく解説していきます。
「毎日のExcel作業から解放されたい」「もっとラクして本来の仕事に集中したい」――そんな方にこそ、最後まで読んでいただきたい内容です。
Excel業務をAIで効率化できる理由
Excelは便利な一方で、日々の繰り返し作業に時間を取られやすいのが難点です。
しかし、ChatGPTを使えば「やりたいことを日本語で伝えるだけ」で、自動的にVBAマクロを生成できるので、これまでの常識をひっくり返す効率化が可能になります。
1. プログラミング知識が不要
通常、マクロを作成するにはVBAというプログラミング言語を理解する必要があります。
ですが、ChatGPTに「この表をまとめてグラフにして」「フォルダ内のファイルを確認して」と指示するだけで、自動的に正しいコードを書いてくれるので、専門知識は不要です。
2. 作業時間を大幅に短縮できる
今まで30分かかっていた作業が、AIマクロを使えばわずか数秒で完了することも珍しくありません。
単純計算でも3倍以上の効率化が期待でき、毎日の業務全体で見れば数時間単位の時短につながります。
3. 属人化を防げる
「マクロはエクセルに詳しいあの人しか扱えない…」という状況は、多くの職場でよくある課題です。
しかしChatGPTで生成したマクロは、コード修正も再生成も簡単。担当者が変わっても同じ業務フローをすぐに再現できるので、引き継ぎの手間やトラブルも大幅に減らせます。

つまりAIを活用すれば、初心者でも即戦力級の効率化ツールを作れるのです。
マクロを使う前の準備
ChatGPTが生成したマクロをExcelで正しく動かすためには、事前にいくつかの設定を整えておく必要があります。
ここでは、最初にやっておきたい基本の準備を3つ紹介します。
1. 「開発」タブを表示する
Excelを開き、「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」をクリックします。
右側の一覧にある「開発」にチェックを入れてOKを押すと、リボンに「開発」タブが表示されます。これでマクロやVBAを操作できるようになります。
2. マクロ有効ブック(.xlsm)で保存する
通常の「.xlsx」形式ではマクロを保存できません。
作成したマクロを残すためには、必ず「Excel マクロ有効ブック(.xlsm)」形式で保存しましょう。これを忘れると、せっかくのマクロが消えてしまうので注意です。
3. VBAエディタを開きモジュールを挿入する
「開発」タブの「Visual Basic」をクリックするとVBAエディタが開きます。
メニューから「挿入」→「標準モジュール」を選ぶと、白い画面が表示されます。ここにChatGPTが生成したコードを貼り付ければ準備完了です。
ちなみに、この画面では入力内容が自動保存されるので、保存ボタンを押し忘れても安心です。

この3つを整えておけば、あとはChatGPTが作ってくれたマクロをコピペして実行するだけです。次のステップから、いよいよAIを使った自動化の流れを見ていきましょう。
ChatGPTを使ったマクロ作成の流れ
ここからは、実際にChatGPTを使ってExcelマクロを作成する手順を紹介します。
流れを理解してしまえば、どんな作業でも自動化の第一歩を踏み出せます。
1. シート情報をChatGPTに共有する
まずは、対象となるExcelシートの情報をChatGPTに伝えましょう。
スクリーンショットを画像としてアップロードするか、サンプルデータをテキストで貼り付ける方法が効果的です。
ChatGPTはテキスト形式からでも表の構造を理解できるので安心です。
2. 日本語でやりたいことを伝える
「この表を日付ごとに集計してグラフを作ってほしい」
「このフォルダの中にある請求書ファイルをまとめたい」
など、やりたいことを具体的に日本語で指示します。
目的や背景、最終的に欲しい成果を丁寧に伝えるほど、精度の高いコードを出力してくれます。
3. 生成されたコードをコピーする
ChatGPTは数秒でVBAコードを生成してくれます。
コードの意味を理解する必要はありません。そのままコピーすればOKです。
4. VBAエディタに貼り付けて実行する
Excelの「開発」タブからVBAエディタを開き、標準モジュールにコピーしたコードを貼り付けます。
その後「表示」タブ →「マクロの表示」で作成したマクロを選び、「実行」をクリックすれば処理が開始されます。
5. エラーが出たらChatGPTに相談する
もし実行中にエラーが表示されたら、焦る必要はありません。
そのエラーメッセージをそのままChatGPTに伝えれば、修正版のコードを提示してくれます。
修正後のコードを差し替えれば、ほとんどの場合すぐに解決できます。

以上の流れを覚えてしまえば、もうあなたも「マクロ職人」です。
次は、実際にどんな場面で役立つのか、具体的な事例を見ていきましょう。
実践例
ここからは、ChatGPTを使って実際に作成できるマクロの例を紹介します。
「どんな場面で役立つのか」がイメージできると、一気に活用の幅が広がりますよ。
例1. クレジットカード取引明細の集計とグラフ作成
内容: 食費・交通費・交際費など、カテゴリ別に支出を集計してグラフを作成。
従来の手作業: 30分以上かかることもある。
AIマクロ: 数秒で新しいシートに集計表とグラフを自動生成。
→ 家計簿や経費精算にすぐ応用可能です。
例2. 特定フォルダ内のファイル存在チェック
内容: プレゼン資料や納品物がチェックリスト通りに揃っているかを自動確認。
結果はExcelに「〇」か「✕」で表示され、チェック日時も記録されます。
メリット: 手作業では見落としがちな確認作業を、ワンクリックで正確に実行できます。
例3. 複数のExcelファイルからデータ集約
内容: 部署ごとに提出された請求書や経費精算ファイルをまとめて一つのシートに集約。
マクロ実行時にフォルダ選択ダイアログを表示するように指示すれば、都度フォルダを指定できる柔軟性も実現可能。
結果: 気の遠くなるようなコピペ作業を一瞬で終わらせられます。

このように、ChatGPTマクロは「日常のちょっと面倒」を一気に解決してくれます。
次の章では、さらに応用できるアイデアを紹介していきます。
応用の可能性
ChatGPTを使ったマクロ作成は、基本的な集計や自動化にとどまりません。
アイデア次第で、業務の幅広いシーンに応用することができます。
1. Outlookとの連携
作成したレポートを自動でメール送信する仕組みも構築可能です。
たとえば「毎週月曜の朝に売上レポートをメール送信」など、定型業務を完全自動化できます。
2. Googleスプレッドシートでも利用可能
「Excelだけしか使えないの?」と思うかもしれませんが、実はGoogleスプレッドシートでも同様の自動化が可能です。
Apps Script(Google版のVBA)もChatGPTに書かせられるので、クラウド環境でも活用できます。
3. 社内標準マクロのテンプレ化
部署ごとに必要な定型マクロをChatGPTで生成しておき、社内テンプレートとして配布するのも効果的。
これにより「属人化」を防ぎ、誰が使っても同じ結果が得られる体制が作れます。

つまりChatGPTマクロは、単なる時短ツールではなく“業務の仕組みそのもの”を変える可能性を秘めています。
まとめ
今回紹介したように、ChatGPTを活用すればプログラミング知識がなくても誰でも簡単にExcelマクロを作成できます。
繰り返し作業を一瞬で終わらせられるので、日常業務の効率は3倍以上に向上することも珍しくありません。
さらに、Outlook連携やGoogleスプレッドシート対応など、応用の幅も広がります。
つまり、単なる「便利ツール」ではなく、仕事の進め方そのものを変える革新的な方法なのです。
「Excel作業に追われて本来の仕事が進まない…」
そんな悩みを持つ方こそ、ChatGPTマクロをぜひ一度試してみてください。
あなたの時間を取り戻し、もっと大切な業務に集中できるようになりますよ。
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よくある質問(FAQ)
- QChatGPTを使うと社内データが外部に漏れる心配はありませんか?
- A
基本的にChatGPTに入力した内容は学習には利用されませんが、機密情報をそのまま貼り付けるのは避けた方が安全です。
社外秘データを扱う場合は、数字をサンプルに置き換えたり、ChatGPT Enterpriseのような法人向けサービスを利用すると安心です。
- Q英語ができなくても大丈夫ですか?
- A
はい、大丈夫です。ChatGPTは日本語だけで十分に対応可能です。
むしろ「目的」「背景」「やりたい処理」を日本語で丁寧に伝えることで、より精度の高いコードを生成してくれます。
- Qマクロを自動化するのに費用はかかりますか?
- A
ChatGPTの無料版でもマクロ作成は可能です。ただし、大量のデータ処理や複雑なマクロを依頼する場合は、有料版(GPT-4/5対応)の方が安定して動作します。
まずは無料版で試し、必要に応じてアップグレードするのがおすすめです。









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