はじめに
「Gemini APIって名前は聞いたことあるけど、結局なにができるの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。実はこのAPI、単なるテキスト生成だけにとどまらず、音声・動画・PDF・画像編集まで幅広く対応できる“万能ツール”なんです。
しかも、あまり知られていない神機能が隠されていて、個人開発や副業、学習や研究などさまざまなシーンで活躍します。たとえば、YouTube動画の自動文字起こしや、PDFの要約、自然な音声合成、さらには画像の編集までAPIひとつで実現できるとしたら、ちょっとワクワクしませんか?
この記事では、そんなGemini APIの「実は知られていない便利機能」をまとめてご紹介します。すでにAIに触れている方はもちろん、「これから試してみたい!」という初心者の方にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
Gemini APIでできること一覧
Gemini APIは、いわゆる「マルチモーダルAI API」と呼ばれる存在で、テキストだけでなく音声・動画・画像・PDFといった多彩なデータを扱えるのが最大の特徴です。つまり、一つのAPIでさまざまな情報処理をまとめて実行できるため、アプリ開発や業務自動化の幅が一気に広がります。
具体的には、以下のようなことが可能です。
- 文字起こし:音声ファイル(MP3/M4Aなど)をテキスト化し、タイムスタンプも取得可能
- 動画分析:動画内容を数秒ごとに解析し、YouTube動画の文字起こしにも対応
- PDF理解:長文PDFを要約・解説してくれる
- ウェブサイト解析:URLを渡すだけで中身の構造や記載内容を抽出
- 構造化出力:JSON形式でデータを返すためアプリ連携に便利
- 関数呼び出し:APIのレスポンスで特定の関数を実行可能
- 検索グラウンディング:Google検索を組み込み、最新情報に基づいた応答を生成
- リアルタイム処理:音声エージェントやチャットアプリ向けに低遅延で応答
- テキスト読み上げ(TTS):抑揚のある自然な音声を合成
- メディア生成:既存画像の編集(ポーズ・髪型・ズーム調整など)が可能

このように見ると「こんなに多機能なの!?」と驚く方も多いはず。ここからは、それぞれの機能を具体例とともに解説していきます。
2-1. 文字起こし機能
Gemini APIの中でも特に使いやすいのが文字起こし機能です。MP3やM4Aといった一般的なオーディオファイルを渡すだけで、音声をテキスト化してくれます。さらに便利なのは、ただ文字にするだけでなくタイムスタンプ付きで出力できる点です。
例えば、会議の録音をアップロードすると、「5分30秒で〇〇さんが発言」といった形で記録されるため、議事録作成が一気にラクになります。また、ポッドキャストやインタビュー音源を記事化するときにも大活躍。字幕作成や動画編集の補助としても使えます。
コード例も公式ドキュメントに用意されているので、PythonやJavaScriptの基礎があればすぐ試せます。精度も高く、複数人が同時に話している場合でも発言の切り分けが比較的きれいにできる点は、他の文字起こしサービスと比べても強みといえるでしょう。
「録音したけど聞き直す時間がない…」という方にとって、Gemini APIの文字起こしはまさに救世主。副業や勉強用の資料作りにもピッタリです。
2-2. 動画分析 & YouTube文字起こし
音声だけでなく、動画ファイルを直接解析できるのもGemini APIの強力なポイントです。たとえば「2秒ごとに動画で何が映っているか」をリスト化したり、特定のシーンだけをピックアップして要約させることも可能です。
この機能を使えば、スポーツのフォーム分析やプレゼン動画の内容チェックなど、映像をもとにしたフィードバックを自動で得ることができます。人手で行うと膨大な時間がかかる作業を、APIに丸投げできるのは大きなメリットですね。
さらに注目すべきは、YouTubeの動画URLを直接渡して文字起こしができるプレビュー機能です。まだ試験的な提供ではありますが、1日あたりの利用時間に制限があるものの、無料で利用できる点が嬉しいところ。動画をダウンロードせずにそのままテキスト化できるのは革命的です。
得られた文字起こしデータは、そのまま要約したり、RAG(検索拡張生成)と組み合わせて「ナッジボット」や学習支援ツールを作成するのに活用可能。ニュース解説や教育コンテンツの自動化にも使えるため、個人開発者にとっては宝のような機能といえるでしょう。
2-3. PDFドキュメント理解
Gemini APIは、PDFファイルを直接読み取り、内容を理解・要約してくれる機能も備えています。単にテキストを抽出するだけでなく、「このPDFのポイントは何か?」「章ごとの内容をまとめてほしい」といったリクエストにも対応できるのが魅力です。
たとえば、研究論文や業務マニュアルのように数十ページに及ぶ長文PDFでも、Gemini APIを使えば一瞬で重要な部分を整理できます。手作業で読むと数時間かかる作業が、わずか数十秒で終わるのはかなりの時短効果です。
また、読み取った内容を質問形式でやり取りできるのも便利なポイントです。「この資料の第3章で提案されている解決策は?」と質問すれば、対象の部分だけを抜き出して答えてくれるので、効率よく知識を活用できます。
精度を高めたい場合はGemini 2.5 Proモデルの利用がおすすめ。複雑な文書構造や専門用語にも強く、研究・ビジネスシーンでの利用にピッタリです。
2-4. ウェブサイトデータ取得(URLコンテキスト)
Gemini APIは、ウェブサイトのURLを直接渡して、その中身を解析することもできます。具体的には、ページの本文や構造を読み取り、要約や内容整理を自動で行ってくれるのです。
例えば、ニュース記事のURLを与えると、記事全体の要約を返してくれたり、ブログ記事なら「見出し構造」や「本文のポイント」をJSON形式で整理してくれます。これを活用すれば、RSSリーダーやニュースまとめアプリを自作するのも簡単です。
ただし、この機能には制限があり、YouTube動画やGoogleドキュメントのURLは解析対象外となっています。動画やスプレッドシートのような特殊フォーマットは非対応なので、その場合は専用のAPI機能を利用する必要があります。
とはいえ、一般的なウェブサイトの解析には十分強力で、情報収集の自動化やSEOリサーチ、競合分析などにも応用可能。自分専用の「情報収集AIエージェント」を作る第一歩としておすすめの機能です。
2-5. 構造化出力(Structured Output)
Gemini APIは、ただ文章を返すだけでなく、JSONなどの構造化データとして出力させることができます。これにより、取得した情報をそのままアプリケーションやデータベースに組み込むのがとても簡単になります。
例えばYouTubeのサマリーアプリを作る場合、タイトル・見出し・本文の要約をそれぞれ項目としてJSONで返せば、フロントエンド側で綺麗に整形して表示できます。これなら「文章を一度解析して再整形する」といった面倒な作業が不要になります。
また、ブログ記事の自動生成やレポート作成ツールに組み込むことで、出力の一貫性を担保できる点も大きなメリットです。自由なテキストだと形式がバラバラになりがちですが、構造化出力なら常に同じフォーマットで結果を受け取れるため、自動化ワークフローとの相性は抜群です。
「ただのAI応答」から「使えるデータ」へと進化させられるのが、この機能の真骨頂。開発者にとっては、アプリを一段階レベルアップさせるための武器になるでしょう。
2-6. 関数呼び出し(Function Calling)
Gemini APIは関数呼び出し(Function Calling)にも対応しています。これは、ユーザーからのリクエストに応じて、あらかじめ定義しておいた関数をAPIレスポンスから直接呼び出せる仕組みです。
例えば「今日の天気を教えて」と入力されたときに、Gemini APIが天気APIを呼び出して最新の気象データを取得し、結果をユーザーに返す…といった動作が簡単に実現できます。これにより、単なる会話AIにとどまらず、実際に動作するアプリケーションや自動化エージェントを構築できるようになります。
活用例としては以下のようなものがあります:
- 家計簿アプリと連携し、支出を入力すると自動で集計・グラフ化
- スケジュール管理ボットがGoogleカレンダーAPIを呼び出し予定を登録
- ECサイトのチャットボットが在庫情報を取得して購入案内を返す
関数呼び出しを使うことで、Gemini APIは「答えるAI」から「行動するAI」へ進化します。開発者にとっては、ユーザー体験を大幅に高める強力な武器となるでしょう。
2-7. Google検索によるグラウンディング
Gemini APIのユニークな特徴のひとつが、Google検索を組み込んで最新情報に基づいた回答を生成できる点です。通常のAIは過去の学習データをベースに応答しますが、この仕組みを使えばリアルタイムの情報を参照して答えを返してくれます。
例えば「今日の円ドル相場は?」や「最新のiPhoneのスペックをまとめて」といった質問でも、Google検索で取得したデータをもとに応答できるため、精度が大きく向上します。ニュース記事やイベント情報など、刻々と変化する情報に強いのが魅力です。
コストを抑えたい場合は、Brave Search APIなどの代替検索サービスと組み合わせるのも有効です。Google検索は信頼性が高い一方で、API利用料金や制限が発生するため、プロジェクトの用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
「AIの回答が古い」と感じる最大の理由は、参照している情報源が更新されていないことにあります。グラウンディング機能を取り入れることで、常に最新・正確な答えを返せるAIを構築できるのです。
2-8. リアルタイム処理
Gemini APIは、テキストの生成や解析だけでなく、リアルタイムでの応答処理にも対応しています。特にFlash系モデルでは、低遅延でまずまずの精度を実現しており、チャットや音声アシスタントの構築に最適です。
例えば、オンライン接客ボットやカスタマーサポートで「質問→回答」を瞬時に返せるため、ユーザー体験が大幅に向上します。また、音声認識と組み合わせれば、スマートスピーカーや車載アシスタントのような会話型インターフェースを作ることも可能です。
さらに、リアルタイム処理を活かせば同時通訳やライブ要約といった高度な応用も考えられます。オンライン会議の内容をその場で翻訳・要約して参加者に提示できれば、グローバルなチームでの業務効率は格段に上がるでしょう。
処理速度と応答の自然さのバランスが取れているため、試作レベルから実運用まで幅広く活用できるのがこの機能の魅力です。
2-9. テキストトゥスピーチ(TTS)
Gemini APIはテキストトゥスピーチ(TTS)にも対応しており、入力した文章を自然で抑揚のある音声に変換できます。単調な読み上げではなく、感情やイントネーションを反映したリアルな音声が生成されるのが特徴です。
例えば、ブログ記事を読み上げてポッドキャスト風に配信したり、eラーニング教材のナレーションとして活用することができます。さらに、キャラクターの声を生成してVTuber配信やゲームのボイスに組み込むといった使い方も可能です。
これまで高額なナレーションソフトや外注に頼っていた部分を、APIで簡単に自動化できるのは大きなコスト削減につながります。しかも声の種類やトーンを指定できるため、ブランドやプロジェクトに合わせた音声表現が作れる点も魅力です。
「読み上げAI」の枠を超えて、人間らしい声の体験を提供できるのがGemini APIのTTS機能。音声コンテンツを増やしたい方にとって、まさに頼れる相棒といえるでしょう。
2-10. メディア生成API(Nano Banana / Ve)
Gemini APIには、テキストや音声だけでなくメディア生成の機能も用意されています。その中でも注目されているのが「Nano Banana」と「Ve」と呼ばれるAPIです。
特にNano Bananaは画像編集能力に優れており、既存の画像をベースにして「ポーズを変える」「髪型を変える」「カメラを引き気味にする/寄りで撮影する」といった細かい編集を実現できます。Photoshopのような高度な編集をAPI経由で自動化できるイメージです。
一方、Veはメディア生成全般を得意とし、動画や画像の新規生成や組み合わせが可能。クリエイターやマーケターにとっては、広告素材やSNS用コンテンツを短時間で大量に作れる強力な武器になります。
従来であれば時間や専門スキルが必要だった作業を、シンプルなAPIリクエスト一つで完了できるのは画期的。個人の創作活動から企業のマーケティングまで幅広く応用できるでしょう。
まとめ
Gemini APIは「テキスト生成のためのAI」ではなく、音声・動画・PDF・ウェブサイト・画像編集まで扱えるマルチモーダル万能APIです。文字起こしや動画解析といった情報整理から、TTSやメディア生成といったクリエイティブ活用まで、個人開発でも企業利用でも幅広いシーンに対応できます。
特に魅力的なのは、無料プレビューで試せる機能があることと、開発者向けにサンプルコードやSDKが整っていること。これにより、初心者でもすぐにプロトタイプを作成でき、アイデアを形にするまでのハードルが一気に下がります。

「AIでここまでできるの?」と思わせてくれる機能が詰まったGemini API。これを使いこなせば、日常の作業も開発プロジェクトもグッと効率的に進められるはずです。気になる方はぜひ一度試してみてください。
あわせて読みたい
- 【完全初心者向け】Gemini APIの使い方ガイド|取得方法から基本のリクエスト例まで解説
- Gemini APIのエラー対処法まとめ|初心者がつまずくポイントと解決方法
- Gemini APIをブログやWebサイトに組み込む方法|ノーコードでもできる簡単連携術
- 【無料でも使える】Geminiで議事録・YouTube解析・コンテンツ作成を自動化する神機能まとめ
よくある質問(FAQ)
- QGemini APIは無料で使えますか?
- A
はい、一部の機能(例:YouTube文字起こしなど)はプレビュー版として無料枠が用意されています。ただし利用時間や回数に制限があるため、本格的に使う場合は有料プランを検討すると安心です。
- QChatGPT APIとどう違うの?
- A
ChatGPT APIは主にテキストベースでのやり取りに強いのに対し、Gemini APIはマルチモーダル対応が特徴です。音声・動画・PDF・画像編集まで幅広く処理できるため、開発できるアプリの幅が大きく広がります。
- Q初心者でも使いこなせますか?
- A
Gemini APIは公式SDKやサンプルコードが充実しているので、PythonやJavaScriptの基礎があればすぐに試せます。また、ノーコード連携の方法も紹介されているため、プログラミング未経験の方でも活用できます。









※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。リンクを経由して商品を購入された場合、当サイトに報酬が発生することがあります。
※本記事に記載しているAmazon商品情報(価格、在庫状況、割引、配送条件など)は、執筆時点のAmazon.co.jp上の情報に基づいています。
最新の価格・在庫・配送条件などの詳細は、Amazonの商品ページをご確認ください。