1. はじめに
AIを使ってみたいけれど、「毎月の利用料が高そう」「クラウドで動かすのはちょっと不安…」と思ったことはありませんか?
実は、あなたのパソコンでも無料で大規模言語モデル(LLM)を動かす方法があるんです。
今回紹介するのは、話題のアプリ 「Ollama」 と 「LM Studio」。
どちらも自分のPCにインストールするだけで、ChatGPTのようなAIチャットをオフライン環境で実行できます。インターネットに接続しなくても使えるので、プライバシーを守りながらAIを活用できるのが大きな魅力です。
この記事では、
- オープンモデル(無料で使えるAIモデル)の基本知識
- 「Ollama」と「LM Studio」の導入手順と使い方
- それぞれの違いやおすすめの活用シーン
をわかりやすく解説します。
これからAIを学んでみたい人、仕事や趣味でローカルAIを使いたい人にぴったりの内容です。ぜひ最後まで読んで、自分のPCで最新AIを動かしてみましょう!
2. オープンモデルとは?
AIの世界には「オープンモデル」と「クローズドモデル」という2つの大きな流れがあります。まずはこの違いを押さえておくと、「Ollama」や「LM Studio」でどんなモデルを動かせるのかイメージしやすくなります。
クローズドモデルとは?
クローズドモデルは、OpenAIのChatGPTやAnthropicのClaudeのように、中身が公開されていないAIモデルです。
利用者はサービスを通じてモデルを使えますが、学習方法や内部構造はブラックボックスになっています。精度が高い反面、料金がかかり、企業のサーバーを経由する必要があるのが特徴です。
オープンモデルとは?
一方で、オープンモデルは誰でも自由に利用できるAIモデルです。研究者や企業が公開しており、PCにダウンロードして使えるのが強みです。
オープンモデルには大きく分けて次の2種類があります。
- オープンソースモデル
→ ソースコードや学習方法まで公開されているモデル。改良や再配布が自由にできる。 - オープンウェイトモデル
→ 学習済みの「重み(ウェイト)」だけが公開されているモデル。内部の仕組みは公開されていないが、完成済みのAIをそのまま利用できる。
利用できる代表的なモデル
現在人気が高く、OllamaやLM Studioで利用できる主なオープンモデルは以下の通りです。
- Llamaシリーズ(Meta):もっとも有名なオープンモデル
- Qwenシリーズ(Alibaba):日本語にも強く性能が高いと評判
- Gemmaシリーズ(Google):軽量で動かしやすい小型モデルが充実
- Phiシリーズ(Microsoft):小型ながら数学や推論が得意
- DeepSeek V3 / R1:推論力に強みを持つ話題のモデル
- GPTOSS(OpenAI公開のオープンウェイト):無料かつ高性能

これらのモデルは「Ollama」や「LM Studio」から簡単に検索・ダウンロードして利用できます。
3. Ollamaの使い方ガイド
「Ollama」は、今注目を集めている無料アプリのひとつです。
難しい設定なしでオープンモデルをダウンロードし、すぐにチャット形式でAIを利用できるのが大きな魅力です。
Ollamaの特徴
- 自分のPCで直接AIを動かせる
- シンプルで直感的なUI(使いやすい画面デザイン)
- 一部モデルでは「ネット検索機能」や「高速処理(ターボモード)」が利用可能
- 会話履歴やモデルの設定を自由に管理できる
クラウドを経由せずに動作するため、プライバシーを守りながらAIを使える点が人気の理由です。
システム要件
- 対応OS:Windows 10以降、macOS Monterey以降
- 必要スペック:GPUがなくても動作可能。ただし快適に使うにはCPU性能とメモリが重要(推奨16GB以上)
利用手順
1. アプリのダウンロードとインストール
- Ollama公式サイトからインストーラーを入手
- PCにインストールすればすぐに利用可能
2. モデルの検索とダウンロード
- アプリを起動するとチャットフォームが表示されます
- 右下のモデル欄から検索するか、一覧から好きなモデルを選択
- 最初のチャット入力(例:「こんにちは」)で自動的にモデルがダウンロードされます
3. 検索ボタンとターボボタン(オプション機能)
- 一部のモデルでは、フォームに「検索ボタン」や「ターボボタン」が表示されます
- これらを使うにはOllamaアカウントを作成してログインが必要
- 検索ボタン → AIがネット検索を使って最新情報を取得
- ターボボタン → 通常よりも高速なレスポンスを実現
4. 会話履歴の確認
- 過去のやり取りはアプリ左側に保存され、いつでも参照可能
5. 設定の活用
- 左側の「セッティングス」から以下の調整が可能
- モデルの保存先
- **コンテキスト長(会話をどれだけ記憶できるか)**の設定
Ollamaのメリット・デメリット
メリット
- 導入が非常に簡単
- 軽量でシンプルな操作性
- ネット検索機能が便利
デメリット
- UIは英語中心で慣れが必要
- モデルによっては動作が重い場合がある
4. LM Studioの使い方ガイド
「LM Studio」は、Ollamaと並んで人気のあるローカルAIアプリです。
こちらも無料で利用でき、豊富なモデルを検索・ダウンロードしてすぐにチャットが始められます。UIが直感的で、初心者でも操作しやすい点が大きな特徴です。
LM Studioの特徴
- WindowsとmacOSに対応
- アプリ内でモデルを探してすぐに利用可能
- UIがわかりやすく、初心者に向いている
- PDFなどのファイル読み込みに対応(学習や仕事にも活用できる)
- モデルによっては「推論モード(シンク機能)」も使える
システム要件
- 対応OS:Windows、macOS
- 必要スペック:GPUなしでも動作可能だが、メモリは16GB以上あると快適
利用手順
1. アプリのダウンロードとインストール
- LM Studioの公式サイトからインストーラーを入手
- インストール後、起動すればすぐに利用可能
2. アプリの基本設定
- 右下の「歯車アイコン」から設定画面へ移動
- 言語設定を日本語に変更可能
- アプリのテーマカラーやバージョン更新もここで管理
3. AIモデルの検索とダウンロード
- 左上の「虫眼鏡アイコン」でモデル検索画面を開く
- 検索フォームにモデル名を入力(例:「Gemma 3」「Llama 3」など)
- 気になるモデルを選び、「ダウンロードボタン」で取得
4. チャットの開始
- 左上の黄色い「新しいチャットアイコン」を押す
- 上部の「読み込むモデルを選択」で先ほどダウンロードしたモデルを起動
- 以降はChatGPTのように自然にチャット可能
5. コンテキスト長と推論機能の設定
- モデルを選んだ状態で「歯車アイコン」を押すと詳細設定にアクセス
- コンテキスト長を調整し、どれだけ会話を記憶させるかを決定
- 一部モデルでは「シンクボタン(推論モード)」が表示され、より論理的な会話が可能
6. ファイル読み込み機能
- 「クリップアイコン」からPDFなどを読み込める
- 書類を読みながら要約させたり、質問に答えさせたりできるので、研究や学習に便利
LM Studioのメリット・デメリット
メリット
- UIが直感的で初心者向け
- ファイル読み込み対応で実用性が高い
- 多彩なモデルに対応
デメリット
- モデルによっては容量が大きく、PCのストレージを圧迫する
- 推論機能(シンク)は一部モデルのみ対応
5. OllamaとLM Studioの比較
ここまで「Ollama」と「LM Studio」の使い方を見てきましたが、「結局どっちを使えばいいの?」と迷う方も多いはず。両者の特徴を整理し、あなたに合った選び方を解説します。
共通点
- ローカル環境でAIを動かせる:インターネットに依存せず、プライバシーを守れる
- 無料で利用できる:基本機能はどちらも無料
- 豊富なモデルに対応:Llama、Qwen、Gemma、Phiなど主要なオープンモデルを利用可能
違い
| 項目 | Ollama | LM Studio |
|---|---|---|
| 操作性 | シンプルで軽量 | UIが直感的で初心者向け |
| 機能 | ネット検索・ターボモード搭載 | PDF読み込み・推論モード搭載 |
| 会話履歴 | アプリ内に保存される | チャット単位で管理しやすい |
| 導入の手軽さ | ダウンロード後すぐに利用可能 | 初期設定で日本語対応可 |
| おすすめ度 | 軽量でシンプルに使いたい人向け | 実務や学習に活用したい人向け |
どんな人におすすめ?
- Ollamaがおすすめな人
→ シンプルにAIを試したい、サクッと動作確認したい、ネット検索機能を使いたい人 - LM Studioがおすすめな人
→ UI重視で使いたい、PDFなどの資料を読み込ませたい、学習や業務で活用したい人

どちらか一方に絞る必要はありません。
「Ollamaで軽いモデルを試す → LM Studioで本格利用」という流れもおすすめです。まずは自分のPCで動かせるかどうか、軽量モデル(例:Phiや小型Llama)から試してみましょう。
6. まとめ
今回は、自分のパソコンで無料で大規模言語モデル(LLM)を動かせるアプリ 「Ollama」 と 「LM Studio」 を紹介しました。
記事のポイントを振り返ると…
- オープンモデルは誰でも使えるAIで、Llama・Qwen・Gemma・Phiなど多数存在
- Ollamaはシンプルで軽量、ネット検索やターボモードが便利
- LM Studioは直感的なUIとPDF読み込み対応で学習や仕事に活用しやすい
- どちらも無料で導入でき、プライバシーを守りながらAIを利用できる
クラウドのChatGPTなどと比べると多少の動作制限はありますが、**「無料」「プライバシー性」「カスタマイズ性」**というメリットはとても大きいです。
まずは軽量モデル(例:Phiや小型Llama)から試し、自分のPC環境に合ったモデルを探してみましょう。慣れてきたらQwenやGemmaなど性能の高いモデルに挑戦すれば、AIの可能性をさらに広げられます。
「AIをローカルで動かしてみたい!」と思った方は、ぜひOllamaやLM Studioをインストールして、あなたのPCをAI研究所に変えてみてください。
あわせて読みたい
この記事を読んで「もっとAIツールについて知りたい!」と思った方に、関連するおすすめ記事を紹介します。ローカルAIだけでなく、他の最新AIモデルやツールもチェックしてみてください。
- 無料で使える高性能AI!OpenAIが公開した「GPTOSS」モデルとは?使い方・性能・導入方法を徹底解説!
- 「Kimi K2」とは?GPT-4.1超えの無料AIが登場|使い方・特徴・活用事例を徹底解説!
- 【初心者向け】AIエージェントとは何か?RAGやMCPもわかりやすく解説!
- Googleの無料AIエージェント「Gemini CLI」とは?Webアプリ生成やPC操作もできる超便利ツールを解説!
- 無料でも使えるAIデザインエージェント「Lovart」とは?使い方・料金・活用法を初心者向けに解説!
興味のあるテーマがあれば、ぜひあわせてチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)
- QOllamaとLM Studioは本当に無料で使えますか?
- A
はい、どちらも無料で利用可能です。
ただし、ダウンロードするAIモデルのサイズが大きいため、ストレージ容量や通信環境には注意が必要です。追加課金は不要ですが、モデルによっては数GB以上になることもあります。
- QPCのスペックはどのくらい必要ですか?
- A
GPUがなくても動作しますが、メモリ16GB以上、CPUは4コア以上が推奨です。
軽量モデルならスペックが低いPCでも動かせますが、高性能モデル(例:Qwenや大規模Llama)は処理が重くなる場合があります。
- QどのAIモデルを選べばいいのかわかりません
- A
初心者にはまず軽量モデルをおすすめします。
- 手軽に試したい → Phiシリーズ(Microsoft)
- バランス型 → Llamaシリーズ(Meta)
- 日本語対応を重視 → Qwenシリーズ(Alibaba)
慣れてきたらGemmaやDeepSeekなども導入すると、より幅広い活用ができます。









※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。リンクを経由して商品を購入された場合、当サイトに報酬が発生することがあります。
※本記事に記載しているAmazon商品情報(価格、在庫状況、割引、配送条件など)は、執筆時点のAmazon.co.jp上の情報に基づいています。
最新の価格・在庫・配送条件などの詳細は、Amazonの商品ページをご確認ください。