「ChatGPTで占いGPTを作ってみたいけれど、何から始めればいいのか分からない」「毎回プロンプトを書くのが面倒なので、自分専用のAI占い師を作りたい」と考えていませんか。
GPTs機能を使えば、プログラミングの知識がなくても、自分好みの口調や占いスタイルを持つAIを作成できます。ただし、設定項目が多いため、初めて触る人は途中で迷ってしまうことも少なくありません。また、設定方法によっては期待どおりの回答が返ってこない場合もあります。
せっかく作るなら、最初から迷わず設定できて、すぐに使い始められる状態にしたいものです。まずは、占いGPTがどこまで作れるのか、そして作成前に知っておきたいポイントから確認していきましょう。
ChatGPTで占いGPTは作れる?
ChatGPTのGPTs機能を使えば、オリジナルの占いGPTは作成できます。コードを書いたり、外部ツールを組み合わせたりしなくても、名前・説明文・指示文を設定するだけで、自分専用のAI占い師のように使えます。
たとえば、次のような占いGPTを作れます。
- 今日の運勢をやさしく伝えるGPT
- 仕事運や恋愛運を相談できるGPT
- 星座占いやタロット風の回答をするGPT
- 最後にラッキーアイテムを提案するGPT
ただし、GPTsの作成・編集にはChatGPTの有料プランが必要です。無料プランでは、他の人が公開しているGPTを使える場合はありますが、自分で新しく作成できる範囲は制限されます。
ここで大事なのは、「本格的な占いシステムを開発する」のではなく、「ChatGPTに占い師としての役割・口調・回答ルールを覚えさせた専用チャットを作る」と考えることです。
| 作りたいもの | GPTsでできるか |
|---|---|
| 趣味で使う占いGPT | 作りやすい |
| 毎朝の運勢を答えるGPT | 作りやすい |
| 独自資料を参照する占いGPT | 資料の準備があれば可能 |
| 占い結果を必ず的中させるGPT | できない |
占いGPTは、エンタメや自己理解のきっかけとして使うには相性のよい活用法です。一方で、人生の重大な判断を任せるものではありません。この線引きを先に知っておくと、後の設定も迷いにくくなります。

作れる範囲が見えてきたら、次は作成前に必要な準備を確認していきましょう。
ChatGPTで占いGPTを作る前の準備
占いGPTを作る前に、準備するものは多くありません。基本的には、GPTsを作成できるChatGPTの有料プランがあれば始められます。
先に確認しておきたいのは、占いの中身をどこまで自分で決めたいかです。趣味で使う占いGPTなら、最初から細かい資料を用意しなくても問題ありません。一方で、独自の占術ルールや診断表を使いたい場合は、あらかじめテキストやPDFで整理しておくと設定しやすくなります。
| 作りたい占いGPT | 準備するもの |
|---|---|
| 今日の運勢を答えるGPT | ChatGPT有料プランのみ |
| 恋愛運や仕事運を相談できるGPT | ChatGPT有料プランのみ |
| 独自の占術に沿って答えるGPT | 占いルールをまとめた資料 |
| 星座別の性格診断をするGPT | 星座ごとの説明文や診断表 |
ここで無理に資料を作り込む必要はありません。最初から完璧な占いGPTを目指すと、設定前に手が止まりやすくなります。まずはシンプルに作り、動かしてから不足しているルールを足していくほうが調整しやすいです。
なお、GPTs全体の基本操作を先に確認したい場合は、コチラの記事も参考になります。この記事では占いGPT作成に必要な部分だけに絞って進めます。

準備ができたら、次はいよいよGPT Builderを開いて、占いGPTを形にしていきます。
ChatGPTでオリジナル占いGPTを作る手順
準備ができたら、ChatGPTのGPT Builderを開いて占いGPTを作成します。ここでは、初心者でも設定内容を確認しやすい「Configure」画面を中心に進めます。
GPT Builderを開く
まずChatGPTにログインし、サイドバーから「GPTを探す」または「Explore GPTs」を開きます。画面内にある「作成」または「Create」を選ぶと、GPT Builderの作成画面に移動できます。
画面には、AIと会話しながら作るCreate側と、自分で項目を入力するConfigure側があります。占いGPTでは、口調や禁止事項を細かく決めたいので、Configure側で設定するほうが調整しやすいです。
名前と説明文を書く
Nameには、どんな占いGPTなのか一目で分かる名前を入れます。たとえば「やさしい星占い師」「今日の開運アドバイザー」のように、役割が伝わる名前にすると使うときも迷いません。
Descriptionには、このGPTが何をしてくれるのかを短く書きます。
- 今日の運勢をやさしく占います
- 仕事運・恋愛運・人間関係の相談に答えます
- 最後にラッキーアイテムを提案します
説明文は長くしすぎないほうが扱いやすいです。誰向けで、何を答えるGPTなのかが分かれば十分です。
Instructionsを設定する
Instructionsは、占いGPTの性格や回答ルールを決める最も大事な項目です。ここに「どんな占い師として振る舞うか」「どんな流れで答えるか」「答えてはいけない内容は何か」を書きます。
たとえば、次のような内容を入れます。
- 親しみやすい占い師として回答する
- 最初に相談内容を確認する
- 前向きで具体的なアドバイスを返す
- 生死・病気・法律などを断定しない
Instructionsがあいまいだと、回答の口調や占いの流れが毎回ぶれやすくなります。逆に、ここを丁寧に設定すると、自分好みの占いGPTに近づけやすくなります。
Conversation Startersを設定する
Conversation Startersは、ユーザーが最初に押せる質問例です。占いGPTでは、相談の入り口になる短い文を入れておくと使いやすくなります。
- 今日の運勢を占って
- 今週の仕事運を見て
- 恋愛についてアドバイスして
- 今の私に必要なメッセージをください
ここは凝りすぎる必要はありません。よく使いそうな相談を3〜4個入れておけば十分です。
必要ならKnowledgeを追加する
Knowledgeは、GPTに参照させたい資料を追加する機能です。独自の占いルール、星座ごとの説明、カードの意味一覧などがある場合は、ファイルとしてアップロードできます。
ただし、Knowledgeは必須ではありません。まず趣味で使う占いGPTを作るだけなら、Instructionsだけでも始められます。
| 状況 | Knowledgeの必要性 |
|---|---|
| 気軽に占いGPTを使いたい | 不要 |
| 自分の占術ルールを反映したい | あると便利 |
| 決まった診断表に沿って回答させたい | 推奨 |
資料を追加しても、すべての回答が必ず資料どおりになるとは限りません。大切なルールは、KnowledgeだけでなくInstructionsにも書いておくと安定しやすくなります。
動作確認して保存する
設定が終わったら、右側のプレビュー画面で実際に質問してみます。「今日の運勢を占って」「恋愛運を見て」など、想定している使い方で試すのがおすすめです。
確認するときは、次の点を見ると調整しやすくなります。
- 口調がイメージに合っているか
- 占いの流れが分かりやすいか
- 不安をあおる表現になっていないか
- 最後に具体的な行動やラッキーアイテムがあるか
問題なければ保存します。公開範囲は、まず「自分のみ」にしておくと安心です。あとから共有したくなった場合に、リンク共有や公開設定を検討すれば問題ありません。

形ができたら、次はそのまま貼り付けて使えるInstructionsを設定していきましょう。
コピペで使える占いGPTプロンプト
占いGPTの完成度は、Instructionsに何を書くかで大きく変わります。ここでは、まずそのまま貼り付けて使える基本版を用意します。細かい調整はあとからで大丈夫なので、最初はこの形で動作確認してみてください。
基本版Instructions
あなたは、親しみやすく温かい雰囲気を持つ占い師AIです。
ユーザーの相談内容に合わせて、エンターテインメントとして楽しめる占い結果と、前向きなアドバイスを提供してください。
【役割】
・ユーザーの悩みや気分に寄り添う占い師として振る舞う
・不安をあおらず、落ち着いた言葉で回答する
・占い結果は断定ではなく、気づきや行動のヒントとして伝える
【占いの流れ】
1. 相談内容が不足している場合は、最初に必要な情報を1〜2個だけ質問する
2. 相談内容に合わせて、運勢・現在の流れ・アドバイスを分けて伝える
3. 最後に、今日からできる小さな行動を1つ提案する
4. 必要に応じて、ラッキーカラー・ラッキーアイテム・ラッキーアクションのいずれかを提案する
【回答スタイル】
・丁寧でやさしい日本語を使う
・長すぎる説明は避け、読みやすい段落で答える
・ユーザーを否定しない
・根拠のない強い断定はしない
・怖がらせる表現や不安を強める表現は避ける
【禁止事項】
・寿命、生死、病気、妊娠、災害、事故、法律、投資判断について断定的に予言しない
・医療、法律、金融など専門家の判断が必要な内容では、専門家への相談を促す
・「必ず当たる」「絶対に成功する」などの表現を使わない
・個人情報を必要以上に聞き出さない
・占い結果を事実のように断定しない
【補足】
占いはエンターテインメントとして提供してください。
ユーザーが現実の判断をする際は、占いだけに頼らず、状況や信頼できる情報も合わせて考えるよう自然に促してください。
このプロンプトでは、「占いらしさ」と「安全な回答」の両方を入れています。特に、寿命・病気・法律・投資などを断定しない指示は重要です。ここを入れておくと、読者を不安にさせる回答を減らしやすくなります。
自分好みに変更するポイント
基本版をそのまま使っても問題ありませんが、占いGPTの個性を出したい場合は、次の部分だけ変更すると調整しやすいです。
| 変更する場所 | 例 |
|---|---|
| 占い師の雰囲気 | やさしい、神秘的、明るい、落ち着いた |
| 占いジャンル | 星座占い、タロット風、数秘術風、開運アドバイス |
| 回答の長さ | 3行で短く、見出し付きで詳しく |
| 最後の提案 | ラッキーカラー、行動アドバイス、今日のひと言 |
たとえば、毎朝使う占いGPTにしたい場合は、「回答は300文字以内で、最後に今日のラッキーアクションを1つ提案してください」と加えると使いやすくなります。逆に、相談向けにしたい場合は、「最初に悩みの背景を1つだけ質問してください」と入れると、会話の流れが自然になります。
危険な占いを避ける追加指示
占いGPTを公開したり、家族や友人と共有したりする場合は、次の指示も追加しておくと安心です。
【安全に関する追加ルール】
・ユーザーが深刻な不安、体調不良、金銭トラブル、人間関係の危機を相談した場合は、占いで断定せず、現実的な相談先や信頼できる人に相談するよう促してください。
・ユーザーを依存させるような表現は避けてください。
・「この人とは別れるべき」「仕事を辞めるべき」など、重大な決断を一方的に指示しないでください。
・占い結果は、考えを整理するためのヒントとして伝えてください。
プロンプトを深く学びたい場合は、入門書を1冊手元に置いておくと、Instructionsの作り方や改善の考え方を整理しやすくなります。
ChatGPT はじめてのプロンプトエンジニアリング
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プロンプトを貼り付けたら、実際に何度か質問して、口調・長さ・アドバイスの具体性を確認しましょう。次は、占いGPTを安心して使うために最低限見ておきたい注意点を整理します。
占いGPTを安心して使うための注意点
占いGPTは気軽に楽しめる一方で、使い方を間違えると不安を強めたり、現実の判断をゆがめたりする可能性があります。特に、自分以外の人に共有する場合は、占いの範囲をはっきり決めておくことが大切です。
AI占いはエンターテインメントとして使う
占いGPTの回答は、未来を正確に当てるものではありません。ChatGPTは入力された内容や設定されたInstructionsをもとに文章を生成するため、占い結果も「考えるきっかけ」や「気分を整えるヒント」として受け取るのが向いています。
たとえば、「今日は人との会話を大切にすると良さそうです」といった回答なら、行動のヒントとして使いやすいです。一方で、「この選択をすれば必ず成功します」のような断定が出る場合は、Instructionsを見直したほうがよいでしょう。
個人情報は入力しすぎない
占いでは、生年月日・名前・悩みの内容などを入力したくなることがあります。ただし、住所、電話番号、勤務先、家族の詳しい情報など、本人を特定しやすい情報は入れないほうが安全です。
| 入力してもよい範囲 | 避けたい情報 |
|---|---|
| 年代、ざっくりした悩み、相談テーマ | 本名、住所、電話番号、勤務先 |
| 「仕事運を見たい」などの目的 | 家族や友人の個人情報 |
| 生年月日を使う場合も必要最小限 | 本人確認に使える情報 |
公開用の占いGPTにする場合は、Instructionsにも「個人情報を必要以上に聞かない」と書いておくと安心です。
AIの誤回答について詳しく知りたい場合は、コチラの記事も参考になります。
占い結果が毎回変わることがある
同じ質問をしても、占いGPTの回答が少し変わることがあります。これは異常ではなく、ChatGPTが毎回まったく同じ文章を返す仕組みではないためです。
ただし、口調や回答の流れまで大きく変わる場合は、Instructionsがあいまいな可能性があります。「必ず、運勢・アドバイス・ラッキーアクションの順で答える」のように、出力形式を指定すると安定しやすくなります。
回答が変わる理由や安定させる聞き方を知りたい場合は、コチラの記事もあわせて確認してみてください。

ここまで確認できれば、占いGPTを安全に楽しむための土台は整っています。最後に、作ったGPTをどう使い始めるかを整理して締めましょう。
まとめ
占いGPTは、最初から作り込むよりも、まず小さく作って実際に会話してみるほうが改善しやすいです。回答の口調が合わなければInstructionsを直し、占いの流れが不自然なら質問例や出力形式を調整していきましょう。
大切なのは、占いを「判断を丸投げするもの」ではなく、自分の考えを整理するきっかけとして使うことです。まずは基本プロンプトを貼り付けて、自分だけの占いGPTを一度動かしてみてください。
よくある質問(FAQ)
- QChatGPT無料版でも占いGPTは作れますか?
- A
自分専用の占いGPTを新しく作成・編集するには、基本的にGPTsの作成機能が使える有料プランが必要です。無料版では、通常のチャットで占い風のプロンプトを入力して楽しむことはできますが、専用GPTとして保存して使う目的には向いていません。
まず試したいだけなら、通常チャットに占い用プロンプトを貼り付けて使い心地を確認し、継続して使いたくなった段階でGPTs化を検討すると無駄がありません。
- QGPT Storeに公開しなくても使えますか?
- A
公開しなくても使えます。自分だけで使う場合は、保存時の公開範囲を「自分のみ」にしておけば問題ありません。まずは非公開で作成し、回答の口調や安全ルールを確認してから共有を考えるのがおすすめです。
家族や友人に使ってもらう場合は、リンクを知っている人だけが使える設定を選ぶ方法もあります。一般公開する場合は、個人情報を聞き出さない設定や、断定的な占いを避けるルールを入れてから公開しましょう。
- QKnowledgeは必ず設定したほうがいいですか?
- A
必須ではありません。今日の運勢や恋愛運などを気軽に占うGPTなら、Instructionsだけでも十分に形になります。最初からKnowledgeを用意しようとすると、資料作成に時間がかかり、肝心の作成作業が進みにくくなることがあります。
一方で、星座別の性格表、カードの意味一覧、独自の占術ルールなどを使いたい場合は、Knowledgeを設定すると便利です。ただし、アップロードした資料を常に完璧に参照するとは限らないため、特に守ってほしいルールはInstructionsにも書いておきましょう。












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